この週末は学会にて浜松に行きました。学会会場は駅前の40階建てのホテルの下の会場で、新幹線の停車駅直結で交通のアクセスは非常に便利です。歯周病の学会は日本全国であるのですが、交通の便が悪いような例えば乗り継ぎ乗り継ぎで最後は最寄りの駅から歩いて20分とかになってくるとそれだけで行く気が削がれます。そういう意味では今回は非常に良かったです。ただし今回行った目的は学会の内容が高齢者に対する歯科治療(歯周病治療)だったからです。最近福島区の地域医療でも、医師会や薬剤師会や包括支援センター、介護関係者とも連携して在宅医療について取り組んでおります。しかし在宅医療の現場ではまだまだお口の中の健康まで手が回っていないのが現状です。以前に比べて寿命が延びて80歳で20本以上歯が残っている方も多いです。当然その分健康である可能性が高いのですが、管理が悪いとたくさんの歯に汚れがついて感染しやすいという側面があります。寿命が延びたものをいかに管理していくか、これからの高齢者医療で求められるものであることが今回のシンポジウムでも幾度となく言われていました。私の仕事はお口の中の健康を通して患者様自身の健康を管理していくことかと思います。求められるものも医療の進歩とともに増えていきます。日々勉強ですね。